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ロック エリア

下部

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① ドント・タッチ・ザ・ワイヤー 5.10a B14本 20m(長友)

長めのロープで。足元にもワイヤーが埋まっているので、スリップ注意。

ビレイヤーはセルフビレイをとったほうが安全かも。

② ピュシス 5.10c B13本(長友)

もちろん①と同様にスチールワイヤーは使わない。

③ 斜め60度 5.10b B3本(長友)

エリア下部で最短のルート。

④ トラバースラブ 5.10c B8本(長友)

「斜め60度」の終了点にロープをかけず、その右のハンガーに移って直上。

⑤ 凹角からクラック 5.10a B8本(長友)

⑥ アルカイック 5.10b B7本(長友)

エリア最初のルート。出だしが核心で、後は快適。

⑦ スローパーハング 5.11a B7本(長友)

⑧ 天然の美 5.10c B9本(長友)

⑨ ダイヤモンド 5.10c B8本(長友)

⑩ 華甲 5.10d B8本(長友)

⑪ 進撃のネバーランド 5.10a B6本(長友)

⑫ はたらくおじさん 5.10c B7本(長友)

下部のハング越えは右のルートの穴を共有。

⑬ ポチタ5.10a B6本(長友)

出だしのスラブの手順がトリッキー。

中部

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①セッコクランを右に愛(め)で 5.10b

B8本14m(長友)右のスラブにいい感じの苔と純白のセッコクランがあります。5月過ぎに美しく可憐な花が楽しめますので、大切に愛でてください。この右の苔のスラブ部分は登らずに残しておいていただけるとありがたいです。

 

②カンテに抜けろ5.11a

B19本 29m (長友)「セッコクランを右に愛で」から分かれて直上。2ピッチの上部として登ればB12本 18m。スメアリング、バランス、ルートファインディングなど、多彩な能力が試される。

 

③左上フレーク 5,10b

B10本14m (長友)左上するフレークをたどり、穴ホールドなどを使ってスラブに乗り上がる。終了点は「グノーティ・サウトン」の取り付き。

 

④木立を抜けて 5.10c

B6本12m(長友)下部のスメア、木立を抜けた上部の穴を取りに行く箇所が核心。

 

⑤リネア・デ・ボルデ 5.11c

B8本(長友)中部と上部の境界線(ボーダーライン、リネア・デ・ボルデ)に位置するルート。

 

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⑥真っ白なセッコクラン 5.10d

B11本 17m(長友)「セッコクランを右に愛で」の上部。結構スメアリングを使う。ルートファインディングが楽しめる。地面から登ると、60mロープでもロワーダウンが一杯一杯でビレイヤーはロワーダウン時にロープ末端のすっぽ抜け注意なので、おすすめは、下部ルートの終了点での結び換え。もちろん2ピッチマルチとして登るのも可。

 

⑦グノーティ・サウトン 5.10c

B8本16m(長友)「左上フレーク」の上部。「セッコクランを右に愛で」から継続も可。高度感が楽しめる。地面から登ると、60mロープでもロワーダウンが一杯一杯でビレイヤーはロワーダウン時にロープ末端のすっぽ抜け注意なので、おすすめは、下部ルートの終了点での結び換え。もちろん2ピッチマルチとして登るのも可。ルート名は「汝自身を知れ」と言う意味。

 

⑧アンデサイト 5.10a

B 8本 15m(長友)取り付きまでが核心か? なお、andesiteとは「安山岩」のこと。語源は最初に命名されたのがアンデス(「安岳」「安天」他)山脈の火山岩であったことから来ている。

上部

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①なないろ5.7

B5本15m(長友)エリア最上端のルート。ちょっとしたカンテ状。苔を愛でながらどうぞ。なお、①②③⑥のルートは、濡れていると非常に滑りやすいので、晴天が続いた状況でのクライミングがおすすめです。

 

②緑の小道5.7

B5本13m(長友)凹角の左を登る。凹角を使ってもオーケー。こちらも苔を大切に。

 

③スカイウオーク5.7

B4本11m(長友)易しいけれど高度感と開放感がある。終了点は⑥と共有。

 

④ビーズアタック 5.8

B2本5m(長友)大きな穴状の窪みへの乗り込みからスタート。2ピン目は左にクリップ。開拓中に、ハチに刺された。

 

⑤草の栞 5.9

B4本(長友)④ビーズアタックと1ピン目を共有。2ピン目は右にクリップ。

 

⑥グリーン・モス・パーク 5.9

B6本(長友)⑤草の栞からさらに直上。後半は傾斜が緩くなるので、ピンの間隔も遠いので気をつけて。苔の庭園を散策してください。

 

⑦夏空 5.11b

B4本10m(長友)出だしが核心。4級程度のボルダー・ムーヴで緩傾斜のスラブに上がりこむ。立ちこんで2ピン目は左にクリップして、快適に直上。

 

⑧秋空5.11b

B4本11m(長友)⑦夏空下部から、2ピン目は右にクリップして右上する。⑨と終了点を共有。

 

 ※以下の⑨から⑲のルートは取り付きが壁の途中からになる。

 一段高い場所にある③の取り付き付近から、傾斜の緩い④⑤⑦⑧の終了点をトラバースして、⑨の終了点からロワーダウンあるいはクライムダウンして取り付ける。各々の取り付きへはトラバースで移動。マルチの2ピッチ目という意識で取り付いていただきたい。⑬の直上のブッシュ帯からラッペルして取り付いてもよい。ブッシュ帯の岩にラッペルポイントあり。

 撤収は、⑨の終了点に上がり込んでトラバースするか、⑨か⑩の終了点からラッペルする。あるいは、各取り付きからラッペル。⑪の取り付きからのラッペルは16mで、右に行けば行くほどラッペルが長くなる。⑬をトップアウトして上のブッシュ帯へも抜けられる。

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⑨やさしいスラブ5.8 

B3本 5m(長友)⑧と終了点を共有。右に広がる上部ルートのアプローチとして、④⑤⑦⑧の終了点を経て、⑨の終了点からクライムダウンあるいはロワーダウンで利用できる。

 

⑩やさしいカンテ5.8 

B4本 9m(長友)むしろ取り付きにたどり着くまでが核心?

 

⑪川鵜(かわう)5.10b 

B3本 8m(長友)2ピン目をクリップしてからのムーブが核心。3ピン目から終了点までは遠いが、立ち込めば足元はしっかりしている。

 

⑫湖畔の光5.10b 

B4本 10m(長友)出だし核心。上部はちょっとランナウト気味だがホールドはしっかりしている。

 

⑬穴のきざはし5.10a 

B6本 10m(長友)穴をたどって登っていく。終了点からブッシュ帯に抜けられる。「きざはし」は「階段」の意味。

 

⑭シグマ5.9 

B4本 9m(長友)こちらも穴をたどるルート。快適です。

 

⑮モススロープ5.10b 

B5本10m(長友)最後のスラブへの立ち込みが核心。

 

⑯ジュウジナガカメムシ5.9 

B5本 9m(長友)サクサク登ってください。

 

⑰アナスタシス5.10d 

B6本 10m(長友)最後の、穴に立ち込むところが核心。「アナスタシス(ἀνάστασις)」は古代ギリシア語で「上に立ち上がれ」の意味で、「穴」にかけている。

 

⑱最後の夏日5.10b 

B6本 11m(長友)中間部が核心。穴も、細かかったり浅かったり。

 

⑲センター・コンケイヴ5.10c 

B6本 11m(長友)スラブから凹角を経てフェイスへと変化に富むルート。コンケイヴ(concave)は凹角の意味。

 

 ※ここから取り付きは壁の基部に戻る。

 

⑳ソルスティティウム5.11c

B7本 15m(長友)「フレーク日和」から左上。ルート名は冬至(夏至)のラテン語。

 

㉑フレーク日和 5.10c

B4本 9m(長友)顕著なフレークなので、このエリアで最初に目をつけていたライン。岩が柔らかそうなため、ボルトルートです。

 

㉒キネシス 5.9

B3本 7m(長友)ボルトは固い場所に打っているものの、柔らかい岩質のフレークなので注意が必要。下部のフレークに挟まった岩は脆く浮いている。

 

㉓エンパイア 5.11a 

B6本 11m(長友)中間部のムーブが核心。終了点近くの右側のハング部の逆三角の岩は、ハンマーで叩くと軽い音がしているので注意。

 

㉔スティル・ライフ5.11d

B4本 15m(長友)2ピン目はハングの上にあります。遠いけれどハング下のフレークを使ってクリップ。ハングへの乗り込みが核心。

 

㉕セレンディピティ 5.11c

B14本 20m(長友)足元や手元にセッコクランが多数自生しているので注意。上部の大きな穴が特徴的なルート。

 

㉖ラン・ヒバ保存協会 5.11c 

B8本 16m(長友)「セレンディピティ」と同じ取りつき。出だしのボルダームーブ、中間部のハング下のトラバース、上部のハングの乗り込みなど、多様な核心がある。下部の岩ヒバやセッコクランを踏まないように注意!

※終了点の設置については、以下のことを留意しました。

 

1 強度は2kN以上。

2 ガルバニックコロージョン(異種金属接触腐食)を極力防ぐ。 

3 不慣れな初心者のために結び替えを避ける。

4 費用対効果を考える。

詳細は以下で!

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